第1回 マイクロ法人とは?基本の仕組みとメリット・デメリット

起業と法人設立

はじめに

「個人事業のままでいいのかな?」

「法人にした方がいいのかも?」

そんなモヤモヤを持っている方、多いと思います。

最近よく耳にする “小さな法人(マイクロ法人)”

私自身、宅建士・FP1級の勉強を通して得た知識からも、

「これは知っておくと安心!」と思うことが多いので、お話ししますね。


小さな法人(マイクロ法人)って?

簡単にいうと、「大きくしすぎない会社」

  • 社長ひとり、もしくは家族だけで運営

  • 従業員をたくさん雇うイメージではない

  • 事業を“コンパクトに管理”する仕組み

「会社を作る」と聞くと大げさに思えますが、

合同会社なら設立費用は約6万円から。思ったより身近な存在です。


なぜ今、注目されているの?

1. 働き方が多様になったから

副業や複業が当たり前になって、

「個人のまま」「法人に切り替える」両方の選択肢を持つ人が増えています。でもどちらにしたら

いいか悩みますよね。

2. 税金や社会保険の調整ができるから

法人にすると「会社の利益」と「役員報酬」に分けられるため、

税金や保険料のバランスを取りやすいのがメリット。

FP的な視点でも、ライフプランを考えるうえで有効な仕組みです。

3. 信用力がプラスされるから

同じ内容の仕事でも「個人名義」より「法人名義」の方が、

相手に安心感を与えることがあります。

宅建の勉強をしていても、「法人格=契約での安心材料」という場面はよく見かけました。


あなたに合っているかチェック!

  • 税金や保険料をできるだけ工夫したい

  • 今後も継続して事業を続ける予定

  • 信用力を少しプラスしたい

  • 将来の見通しを考えて動きたい

いくつか当てはまったら、「小さな法人」を検討するタイミングかもしれません。


まとめ

  • 「小さな法人」は自分サイズで作れる会社

  • 税金・社会保険の調整、信用力アップが魅力

  • ただし、維持費や会計処理の手間はある

  • 最終判断は「ライフプランと事業の方向性」次第

法人化は、“重たい決断”のように感じるかもしれませんが、実はもっと柔軟に選べる制度。個人事業主としてスタートしてから、タイミングを見て法人化するという選択もできますし、逆に法人をたたんで個人に戻すことも可能です。
大切なのは、自分にとってベストなスタイルを見つけること。法人化は“重たい決断”ではなく、意外と柔軟に選べる制度。

一緒に考えながら、自分に合うスタイルを見つけていきませんか。