1. 「印鑑って、こんなに悩むものだったんだ」
法人設立を決めたとき、意外と悩んだのが「会社印をどうするか」でした。正直、「とりあえず作ればいい」と思っていましたが、調べていくうちに「これは一生に一度の買い物かもしれない」と考えるようになりました。
会社印は、法務局に法人登記をする際に必要になります。印鑑登録をすると「印鑑カード」が発行され、これが法人の正式な証明になります。つまり、会社の“顔”になるもの。そう思うと、急に重みが増してきました。
2. 会社印の種類と役割
法人印鑑には、主に3種類あります。
| 印鑑の種類 | 用途 | 形状 |
| 代表者印(会社実印) | 法務局に登録する正式な印。契約書など重要書類に使用 | 丸印(円形) |
| 銀行印 | 法人口座の開設や金融機関との取引に使用 | 丸印(代表者印と別にするのが一般的) |
| 角印 | 見積書・請求書・領収書など日常業務に使用 | 四角形 |
最初は「代表者印だけでいいかな」と思いましたが、結局3本セットで揃えることにしました。用途ごとに分けておいた方が、後々の管理がラクだからです。銀行印と実印を兼用すると、紛失時のリスクも大きくなります。
印鑑は会社の顔です。とことん悩みましょう!
PR・記事内に広告を含みます
ネット通販でオリジナル印鑑実印をご提供致します。
3. 材質、どこで買うか、文字体…奥が深い印鑑選び
印鑑の材質や書体、購入方法にも驚くほど多くの選択肢がありました。
- 材質: 黒水牛、牛角、チタンなど、それぞれに質感や耐久性が違います。私は落ち着いた色味と手触りで「牛角黒」を選びました。「一生使うなら、納得できるものを」という思いからです。
- 購入方法: 実店舗かネットかでも悩みました。今回は、価格と納期のバランスを考えてネット注文にしましたが、品質にも満足できるものでした。
- 書体: 篆書体や吉相体など、書体によって印象が大きく変わります。法人設立という節目に縁起を担ぎたかったので、「吉相体」を選びました。

4. 電子印鑑は…今回は見送り
最近は電子印鑑も普及していますが、今回は導入を見送ることにしました。「本当に必要なのか、まだわからない」というのが正直なところです。紙の書類が多い業務内容ですし、法的効力や運用方法も、もう少し調べてからでも遅くないと思いました。
5. まとめ:印鑑は「会社の顔」であり、「自分の覚悟」
会社印を作るのは、思った以上に悩む作業でした。でも、こうして納得のいく印鑑が手元に届いたとき、「自分の会社が本当にできたんだな」と実感しました。
法務局で印鑑登録をして、印鑑カードを受け取った瞬間は、ちょっと感慨深かったです。これから先、契約書に押すたびに、この印鑑が「自分の覚悟」を思い出させてくれる気がします。

