ふるさと納税、いくらまで寄付していいの?
ふるさと納税は、寄付額のうち「2,000円を除いた金額」が所得税・住民税から控除される制度です。
ただし、控除には上限があり、それを超えると自己負担になるため注意が必要です。
この「控除限度額」は、以下の要素で決まります:
- 年収(給与・事業所得など)
- 家族構成(扶養の有無)
- 各種控除(社会保険料・生命保険料・住宅ローン控除など)
ふるさと納税の控除上限額を計算できる便利なシミュレーションサイトをいくつかご紹介します:
限度額計算に使えるサイト一覧
| サイト名 | 特徴 | URL |
|---|---|---|
| ふるさとチョイス | 源泉徴収票や家族構成などを入力して詳細にシミュレーション可能 | ふるさとチョイスのシミュレーションページ |
| マイナビふるさと納税 | 税理士監修で安心。詳細な控除項目まで入力可能 | マイナビふるさと納税のシミュレーション |
| ふるさと納税ガイド | 簡単入力でサクッと目安を確認。詳細版もあり | ふるさと納税ガイドの計算ページ |
どのサイトも「源泉徴収票」や「確定申告書の控え」があるとより正確に計算できます。
限度額の目安表(給与所得者向け)
| 年収(税込) | 独身・共働き | 夫婦(専業主婦) | 夫婦+子1人(高校生) |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 約28,000円 | 約19,000円 | 約11,000円 |
| 500万円 | 約61,000円 | 約49,000円 | 約40,000円 |
| 700万円 | 約108,000円 | 約86,000円 | 約78,000円 |
| 1,000万円 | 約180,000円 | 約171,000円 | 約157,000円 |
どのサイトも「源泉徴収票」や「確定申告書の控え」があるとより正確に計算できます。
FPがすすめる返礼品ジャンルと選び方
ふるさと納税の返礼品は、「もらって嬉しい」だけでなく「家計に役立つ」視点で選ぶのがポイントです。
肉・魚などの冷凍保存できる食品
- 定期便なら冷凍庫の管理がしやすく、無駄が出にくい
- ふだん買わない高級食材を「ご褒美」として楽しめる
米・野菜・果物などの主食系
- 無洗米や定期便は忙しい家庭にぴったり
- 野菜セットは旬の食材が届く楽しみも
日用品・消耗品
- トイレットペーパーや洗剤などは「実質節約」に直結
- 家計簿に反映しやすく、リピート率も高い
寄付前にチェックしておきたいことふるさと納税は「得する制度」ですが、条件を満たさないと損になることも。
まとめ|限度額を知って、返礼品を楽しもう
ふるさと納税は、制度を理解すれば実質2,000円で地域の特産品が楽しめる制度です。
2025年の制度改正でポイント還元は終了しますが、本来の「応援+特産品」の魅力は変わりません。
「限度額を守る」「生活に役立つ返礼品を選ぶ」「手続きミスを防ぐ」
この3つを意識するだけで、ふるさと納税は安心して活用できます。
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【大切なご案内】 この記事は、私自身の経験やFPとしての一般的な知識に基づき、お金や税金の仕組みを分かりやすく解説したものです。しかし、個別の状況によって最適な選択は異なりますし、税法は常に改正される可能性があります。最終的な税務判断は、必ず税理士などの専門家にご相談ください。この記事はあくまで参考情報としてお役立ていただき、ご自身の判断と責任のもとでご利用ください。

