はじめに:苦手な作業は誰にでもある
50代になると、経験値や人脈は豊かになりますが、それでも「苦手な作業」は残るものです。
例えばこんなことはないでしょうか。
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パソコン操作が遅く、資料づくりに時間がかかる
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文章を書くのに何時間も悩んでしまう
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デザインセンスがなく、チラシや画像がうまく作れない
私自身も、ブログ記事の構成や資料づくりで「苦手だなぁ」と感じることがよくありました。
しかし最近は、AIツールにちょっと頼ってみることで、その苦手意識がグッと軽くなったのです。
この記事では、実際にAIを使ってみた体験を交えながら「なるほど!」と思えるポイントをお伝えします。
1. 「AIに頼る」とはどういうことか?
「AIを使う」と聞くと難しそうに思えますが、実際はもっとシンプルです。
AIに頼るとは、自分が苦手な作業を丸ごと任せるのではなく、“下ごしらえ”や“たたき台づくり”を助けてもらうことです。
例えば料理でいうと、AIは「材料を切って並べてくれるアシスタント」。
最後に味付けして仕上げるのは自分、というイメージに近いでしょう。
2. 私がAIに助けられた場面3つ
実際に私が「これはラクになった!」と感じた具体例をご紹介します。
① 文章作成のハードルが下がった
これまではブログを書くとき、
「どんな構成にしようか…」
「導入文がなかなか思いつかない」
と悩み、時間ばかり過ぎてしまうことがよくありました。
そこでChatGPTを使って「このテーマで記事構成を考えて」と入力したところ、見出しや流れを瞬時に提案してくれました。
もちろんそのままでは使いませんが、最初の“とっかかり”があるだけで執筆スピードが格段に上がるのです。
② デザインが苦手でもそれなりに見える
チラシやブログ用の画像作成は、正直とても苦手でした。
「バランスが悪い」「色選びが難しい」と悩んでいたのですが、Canvaというデザインツールを試してみたら驚きました。
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豊富なテンプレートから選べる
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AIが自動でレイアウトを提案してくれる
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文字や写真を入れ替えるだけで完成
これなら「センスがないから無理」と思っていた私でも、見栄えの良い画像を短時間で作れるようになったのです。
③ 会議メモや要点整理が時短できた
仕事で打ち合わせをした後、「メモをまとめるのが面倒だ」と感じたことはありませんか?
私はよく、メモを整理するだけで1時間以上かかっていました。
そこで音声認識AIを活用してみると、話した内容が自動的に文字起こしされ、要約までしてくれるのです。
これにより、「記録すること」にかけていた時間を、「考えること」に回せるようになりました。
3. なるほど!AIを使うと「心の余裕」が増える
AIに頼ってみて気づいたのは、作業時間の短縮だけではありません。
実は心の余裕が生まれるという副次効果が大きかったのです。
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苦手な作業に取り組むストレスが減る
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「できない自分」を責める気持ちが和らぐ
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得意なことに集中できる時間が増える
50代になると「体力的にも精神的にも無理はきかない」と実感する場面が増えてきます。
だからこそ、AIにサポートしてもらい、自分の強みや人との関わりに力を注ぐことが、働き方改革につながるのだと感じました。
4. 50代がAIを取り入れるときのコツ
では、実際にAIを活用するにはどうしたらいいでしょうか。
私の経験から「これなら続けられる」と思ったコツを紹介します。
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一度に全部やろうとしない
文章ならChatGPT、デザインならCanvaなど、まずは1つの分野から始める。 -
AIを先生ではなく“相棒”と捉える
完璧を求めず、「自分を助けてくれる仲間」と考えると気が楽になる。 -
学ぶより、まず触ってみる
本やマニュアルを読む前に、とにかく使ってみる。実際に触れば直感的に理解できる。
この姿勢なら「自分にAIなんて無理」と感じていた人でも、一歩を踏み出しやすくなります。
5. 寄り添いメッセージ:苦手は悪いことじゃない
最後にお伝えしたいのは、苦手な作業があることは決して悪いことではないということです。
むしろ「苦手だからこそAIに助けてもらえる」「苦手を補う仕組みを作れる」と考えると前向きになれます。
50代は、これまで積み重ねてきた知識や人間関係という大きな資産があります。
AIはそれを奪うのではなく、より活かすための土台を整えてくれる存在なのです。
まとめ:AIで苦手が「ちょっとラクになる」未来
AIを使ったからといって、すべての悩みが一瞬で解決するわけではありません。
ですが、苦手な作業が少しラクになるだけで、心や時間の余裕は大きく変わります。
「自分には難しい」と思っていた方こそ、まずはAIを“ちょっと頼ってみる”ところから始めてみてください。
その小さな一歩が、これからの働き方を大きく変えるきっかけになります。