50代でひとり法人設立。「マネーフォワード会社設立」を使ってみた話

【実践編】会社の作り方・運用

きっかけは「そろそろ、動きだしたい」

50代になって、働き方や生き方を見直す時間が増えた。社会人としての経験も積んできたし、資格も取った。けどなんか消化不良。「このまま終わるんかなあ」自分のペースで、自分の価値観で仕事をしたい。そんな気持ちがじわじわと膨らんできた。

「法人設立」という言葉が頭をよぎったのは、そんなとき。最初は「自分にできるのか?」と不安だったけど、調べてみると、今は便利なサービスがたくさんある。中でも「マネーフォワード会社設立」は、初心者でも使いやすいと評判だった。なんせタダだし。


合同会社を選んだ理由

法人といったらよく聞くのは株式会社、最近は有限会社はあまり聞かないなあ。
調べてみるとほかに「合同会社(LLC)」という選択肢があることを知った。個人で始めるにはちょうどいい大きさみたい。

  • 定款認証が不要(公証人役場に行かなくていい)
  • 設立費用が安い(株式会社の半分以下)
  • 運営が柔軟(役員=社員でOK)

実際、設立にかかった費用は約6万円ほど。株式会社なら20万円以上かかるところだったので、かなり助かった。

比較項目株式会社合同会社
定款認証必要(約52,000円)不要
登録免許税150,000円60,000円
設立手続きやや複雑シンプル
信用度高め実用十分

「信用度が…」という声もあるけど、個人でやるなら合同会社で十分。実際、行政手続きは問題なく進んだ。


「マネーフォワード会社設立」でできること

マネーフォワード会社設立は、法人設立に必要な書類をオンラインで作成できるサービス。画面の案内に従って入力していくだけで、定款や登記申請書類が完成する。

使ってみて感じたメリットは以下の通り

  • ステップが分かりやすい(設立までの流れが可視化されている)
  • 必要な書類が自動生成される(定款、登記申請書など)
  • 印刷・押印・郵送のタイミングも案内してくれる
  • 設立後の税務署・都道府県・市区町村への届出リストもある

特にありがたかったのは、設立後の手続きまでフォローしてくれるところ。法人設立って、登記が終わったら終わりじゃなくて、税務署や市役所への届出が必要になる。これを忘れると、後々面倒なことになるので、リスト化されているのは本当に助かった。

▶︎参考:国税庁|法人設立届出書


実際の流れ:設立までのステップ

ざっくりとした流れはこんな感じだった。

  1. サービスに登録(無料)
  2. 会社名・所在地・事業内容などを入力
  3. 定款を作成(PDFでダウンロード可能)
  4. 登記申請書類を作成
  5. 書類を印刷して押印
  6. 法務局へ郵送または持参
  7. 登記完了(約1〜2週間)
  8. 税務署などへ届出

設立日は、法務局に書類が到着した日になる。なので、大安がいいとか希望があるなら郵送するタイミングは意識した方がいい。私は特に希望がなく、書類が揃った段階で法務局の窓口へ提出した。


使ってみて感じたこと

会社を作るとき、できることは自分でしたいというのがあった。でも、正直、最初は「本当に自分でできるの?」と不安だった。でも、マネーフォワード会社設立の画面はとても親切で、迷うことなく進められた。

もちろん、印刷や押印、郵送などは自分でやる必要がある。でも、それも「自分で会社を作ってるんだな」という実感につながった。こういう「手を動かす時間」が意外と心地よかったりする。

設立後は、法人名義の銀行口座を開設したり、会計ソフトを導入したりと、やることはまだまだある。でも、最初の一歩を踏み出せたことで、気持ちがずいぶん前向きになった。


まとめ:設立は「やってみれば案外できる」

「法人設立」と聞くと、なんだか難しそうに感じる。でも、今は便利なサービスがあるし、検索すれば情報もすぐに出てくる。役所に電話すれば、丁寧に教えてくれる。

マネーフォワード会社設立は、そんな「やってみたいけど不安」という人にぴったりのサービスだった。特に、時間に余裕がある50代なら、自分で設立するのも十分可能。

迷いはあって当然。でも、その先にある「覚悟」は、案外静かで、でも確かなものだった。

これから、法人としての働き方や日々の工夫も、少しずつ発信していけたらと思ってます。

▶︎参考:中小企業基盤整備機構|創業支援