第2回 個人事業主とマイクロ法人、どっちが自分に合っている?

起業と法人設立

はじめに

「個人事業で続ける? それとも法人?」

これは誰もが一度は考える分かれ道です。

法人化が万能の答えではなく、

人によって合う・合わないがあるんですよね。

ここでは、個人事業とマイクロ法人を並べて比べながら、一緒に考えていきましょう。


個人事業の特徴

  • 開業届を出すだけでスタート可能


  • 会計や税務がシンプル


  • 維持コストが少ない


  • ただし利益が増えると、税金や社会保険料も一気に上がる


「まずは気軽にやってみたい」ならピッタリ。


マイクロ法人の特徴

  • 設立には登記が必要(合同会社:約6万円〜)


  • 社会保険の加入が必要


  • 決算や法人税申告が必須(専門家に依頼する人も多い)


  • 信用力や節税の余地が広がる


「形を整え、将来を見据えたい」人にはおすすめです。


並べて比較

項目 個人事業 マイクロ法人
設立 開業届のみ 登記が必要
費用 ほぼゼロ 約6万円〜
税金 所得税(累進課税) 法人税+法人住民税
社会保険 国保+国民年金 社会保険+厚生年金
信用力 個人名義 法人格あり
会計処理 シンプル 決算必須
維持費 数万円〜 年20〜30万円〜

どっちが向いている?

個人事業が合う人

  • まだ利益が安定していない


  • 維持費をできるだけ抑えたい


  • シンプルに活動したい


マイクロ法人が合う人

  • 税金・保険料を工夫して節約したい


  • 契約や営業で信用を得たい


  • 将来的に規模を広げるイメージがある


  •  

まとめ

  • 個人事業=「気軽にスタート」


  • マイクロ法人=「信用力や節税の仕組みが強み」


  • 決めるポイントは「今の収入規模」と「将来の方向性」


FPの勉強をしていても、「お金の流れは人によってベストが違う」と感じます。

だからこそ大事なのは、自分に合ったやり方を選ぶこと

法人化はいつでも切り替え可能。

焦らず、自分のペースで考えていきましょう。